♪PROFILE♪

宮之上貴昭
ミヤノウエ ヨシアキ
東京都世田谷区出身。

米軍横田基地の中の「N・C・O」クラブで、ジョー・デイビス(org)、ジェリー・エディ(ds)のトリオ「ニュー・グループ」で3年間演奏する。
同時に自己のバンドで都内のライブハウス等に出演していたが、1977年に渡米。
ニューヨークで武者修業の後帰国し、折からビル・エバンス(p)トリオで来日中だった今は亡き天才ドラマー、フィリー・ジョー・ジョーンズをゲストに、〈ソング・フォー・ウェス〉(キングレコード)をリリースし、メジャーデビューとなる。
これを機に毎年次々にリーダー・アルバムを発表。
とりわけオルガンの第一人者、ジミー・スミスをゲストに加えた〈タッチ・オブ・ラブ〉(バップレコード)や、「日本のジャズ100選」にもなったライブ録音の〈ウェス・モンゴメリーに捧ぐ〉(キングレコード)、ストリングス・オーケストラを加えてイージー・リスニングに仕立てた〈フォクシー・アイズ〉(東芝EMI)、また、アンディ・シンプキンス(b)プロデュースによる初の海外録音、〈L.A.コネクション〉も話題となった。
残念ながらこれらの作品の多くは現在では廃盤となりましたが、過去に発表された作品がオークションに出品されると、熱心なマニアの間で記録的な高値をつけることで評判となっています。
現在でも自己のグループを率いて都内のライブハウスや全国でのコンサート、テレビやラジオの出演をはじめ、海外のジャズ・フェスティバルやコンサートで演奏活動を続けています。

ピックを一切用いず、親指を中心とする独特の宮之上の奏法は、ウェス・モンゴメリーの流れの中にあってさらに発展させ、着々と自己のスタイルを確立しています。

比類のないテクニック、歌心とその音楽性に、全国の熱狂的な信奉者は数多く、スウィング・ジャーナル誌の読者人気投票ギター部門では四半世紀以上、常にトップクラスにランクされている、我が国を代表するギターリストです。

【海外での演奏活動】
1988年、4年に一度、インドで行われるジャズ・フェスティバル「ジャズ・ヤトラ」に自己のバンド『Smokin'』を率いて日本代表として出演。
1990年、中国・広州に渡り、レコーディングを通してジャズを教える。
1991年から6年間毎年、北村英治(cl)グループの一員として、カリフォルニアの「モントレー・ジャズ・フェスティバル」に出演。
1992年と翌93年、オーストラリアのブリスベンで開かれた「クイーンズランド・ジャズフェスティバル」に出演。
1993年から6年連続で、L.A.で開かれる「インターナショナル・ジャズ・パーティー」に出演、ジャズの名プロデューサー、レオナルド・フェザー氏から絶賛される。
1993年6月には、ハワイ大学に招かれ「ハワイ・ジャズギター・フェスティバル」に日本代表として参加した。
1999年から毎年、ハワイに招聘され、現地でコンサートを開いている。
2000年、2001年、2002年の3年連続で、カリフォルニア・サンノゼ・ジャズ・フェスティバルに北村英治(cl)と出演。
2006年6月、初となるハワイ・ライブツアーを敢行。
2006年8月、自己のバンドを率いてカリフォルニア・サンノゼ・ジャズ・フェスティバルに出演。
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