3月号
2002年 3月号 

☆特 集☆
○宮之上が小室哲哉と呼ばれる日
○「月刊スモーキン休刊」!? 
  読者の反響はいかに 
〇信之介 渡米!
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 ャズのアドリヴに関して「無」から「有」の楽しみがあるわけだけど、アレンジのついても同じ事がいえる。
曲は決まっているものの、そのイントロや間奏、エンディングなどは、いわゆる「アレンジャー」が全てを決めて、曲想を左右する。ご存じの熱田修二(tp)さんのおかげで島根に度々訪れている僕。知り合いになった地元のボーカリストから「私のCDをプロデュースして欲しい」とたのまれ、熱意とその魅力的な歌声は、プロデュースを引き受けるのに十分な内容でした。彼女の名前は伊藤実千代さん。山口県宇部市の出身で、大学時代を東京で過越すも、現在は島根県に在住し、ご主人の製材会社を手伝っている主婦。独学で学んだボーカルは、たまに近郊のライブハウス等で歌う程度という、実にもったいない話だけど、そんな彼女が収録したという曲はボサノバが多かった。

そこで僕は考えた。(ラテンの「本物」を参加させよう!) ピアニスト 岡田祥希小泉今日子中村雅俊らのバンドメンバーを経て、長年サルサバンドを組んで活躍している数少ないラテンピアニストの雄。 そしてラテンといえばパーカッション。都築章浩松岡直也オルケスタ・デ・ラ・ルスのアルバムにも参加している売れっ子ミュージシャン。この2人を彼女のアルバムに参加させ、ラテンの「薬味」を添えようと、しかしながら「薬味」はこのくらいにしておかないと、ジャズの魅力が半減する。そこでスモーキンの強力ベーシスト稲垣護、そして新人ドラマー、太田耕平に、テナーの岡淳にはフルートも吹いてもらい、本邦最高のアルト奏者山田穣が加わって、僕、宮之上のギターという大編成の一期一会のメンバーがレコーディングに集まった。

話を最初に戻そう。アレンジはまさに「発想」だけだ。「ひらめき」があれば譜面にするのはそんなに大変ではない。このC.D.のアレンジは送られて来たデモテープを、ウォーキングしながら聴いて「発想」を膨らませた。だから超有名なお馴染みの曲なのに、今まで聴いた事のない斬新で熱いアレンジだと思います。
例えば、「Invitation」では山田穣、 「Aqua Du Deber」(美味しい水)では都筑、といった具合に随所に名手をフィーチュアーしました。 レコーディング中、プレイバックを聴きながら、皆、口を揃えて「イェーィ」と言ってしまうほど、名ソロの連発でした。プロデュースを引き受けた責任を果たして本当に良かったな と思いました。
皆さんもこのC.D.を、もうすでに、聴きたくなったに違いありません。でも、もう少しお待ち下さい。このラテン色豊かなC.D.は、夏が近づく頃、限定で販売されます。ビール片手に是非ボリュームを一杯に上げて聴いてください。
「月スモ休刊」の話題でホームページが賑わっているけど、これだよ、この反応だよ、僕が欲しかったのは。だってよ、毎月300通も、今どき流行らない郵便でさ、家中封筒だらけで月末を迎えてさ、金はかかるし、それで読んでるんだか捨ててるんだかわからないほど読者から無反応。これじゃあ休刊したくなるよな。いじけたくなるよな。イジイジ  でもでもホームページ見たらすごい反響でさ。(なーんだ見てるんじゃん)ってね。しかたないから続けっか。
ところで今とっさに書いた  イジイジ君?可愛くない? 次回から新キャラとして登場か?
 っかり、スモーキンの「顔」として定着したドラマー高橋信之介ですが、デビューさせて3年弱で今や押しも押されぬ若手No1のドラマーに成長し、数々のグループで大活躍してくれている。
この3月山下洋輔グループでヨーロッパツアーに参加して、来月、渡米の準備のためニューヨークに行く。ですから残念ながら、しばらくスモーキンで演奏する事が出来ませんけど「本物」の音を求めて狭い日本ジャズ界を離れる事も、いい事だと思う。大いに皆んなで応援しましょう。
スモーキンの後釜ドラマーには 弱冠21才の太田耕平が最有力候補か? 楽しみにしていてくれ。

宮之上ジャズギター道場がホームページに紹介されているので、新入生で活気付いてます。 現在 小市崇師範代がやくみつる張りのトークを持って、たまにきりきり隣の「おでん屋」に生徒を連行する、とうい強行レッスンを僕の替わりに行ってくれている。 そして今月から 関口祐二師範代が加わり、道場のより一層の充実化を計っています。関口先生は現在ヤマハでもギターの講師を務めていて、僕、宮之上なんかより、はるかに多くの著書を執筆しています。   イジイジ。 おーっと。でもレッスンは師範代まかせにしているわけではありません。いつもそばにいます。2人の先生付き、と言うことです。(ときたまいないけど)
全くの初心者から、もう、ライヴで活躍している人まで熱心に、そして楽しみに通って来ます。もし興味のある肩は是非見学されることをおすすめいたします。いつでもドージョー
編集後記

下関の溝部さんをお見舞いに行ったら、案の定、反対に河豚をごちそうになってしまいました。こっちが癒されてしまいました。自分では「夏ぐらいまでの命」と言ってました。お世話になり、尊敬している人が末期癌になってしまうのは悲しい事です。早く聖書の延べる「もはや死はなく、嘆きも叫びも苦痛もない」世界が来てほしいです。

たばこをやめて早や2ヶ月がすぎた。アレンジの仕事に追われていたから、ウォーキングが出来なくて、少し太ったものの体調は良好。(なんだ、たばこ やめるの簡単だ)と思った。
でも、一番吸いたくなるのは、食後より演奏後なんだな、と思った。もう大丈夫だ。