| @ 特 集 @ | 月刊スモーキン 2002年9月号 事務局 〒185-0012 東京都国分寺市本町2-22-2 きりきりぶらうん内S・F・C事務局 電話 042-325-7999(18:00〜0:00) |
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| ●セプテンバー・イレブン | ||||||||||||||||
| ●伊藤実千代が ここにイリュージョン! |
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| ●「きりきりぶらうん」が なくなる日 |
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| 世界中を震撼させたアメリカの同時多発テロ事件から今月でちょうど一年が経ちました。 決して忘れる事の出来ない、悲惨な事件です。その凄惨な事故現場を、核実験の後の様子に例えて「グランド・ゼロ」という言い方をしていますが、残念ながら全く適切な表現です。 もしあなたが、その事故現場を遠くからでも目撃したらどう思うでしょうか。
実はドラムの太田耕平はその目撃者だったのです。 去年のちょうど今頃、武者修行のためにアメリカを訪れていた太田は、数々の思い出深くまた勉強になったセッションを終えて、今まさに帰国の途に着こうと、ケネディー空港に向かう途中、バスの中からこの事件を目撃した。 急にバスは止まり、みんなが大声でわめいているのでマンハッタンの方を見上げると一機目が貿易センタービルに突っ込んだ直後だった。 皆車から降り、しばし悲鳴にも似た声が上がり唖然としているところへ二機目が突入した。 これは単なる事故ではないという事を察知したそうだが、この後の空港の混乱状況は想像がつく。 速やかに帰国する事など到底出来ず、5日間の足止めを食らったそうだ。 無事でよかったし、日本で心配している家族にすぐに連絡する事が出来てよかったと思う。 それにしても文明人であるはずの人々が、一体どうしてこのような言語に絶する暴力にかかわったのだろうか、という単純な疑問が生じます。 ある本は「人が人を支配してこれに害を及ぼした」と述べ、その根本的理由は「地の人の道はその人に属していません。自分の道を導く事さえ、歩んでいるその人に属しているのではありません」と述べています。 |
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先月末、伊藤実千代(voc)を島根から呼んでCDの発売記念ライブを行いました。上京する前からCDを購入して聴いていた人が大勢いて、その素晴らしい演奏から「是非生を聴きたい!」というファンで、2箇所のライブハウスはどちらも超満員の盛況を見せました。 せっかく島根から来るんだから、「感じのいい店」で歌わせてあげたい。そう思ってました。 横浜・戸塚の「Gクレフ」は料理が半端じゃなく美味しく、ライブハウスにしてはとてもリーズナブルな料金で楽しめる僕自身も大ファンのお店です。 ここで僕は考えました。吉岡秀晃(p)の入ったスモーキン・サウンドに伊藤のボーカルを加えようと。結果的にこの趣旨が大正解で、いらしたお客さんはスモーキンのピュアなジャズと、伊藤実千代のボサノバの歌と、一粒で二度美味しい「グリコのキャラメル」のようなお得な演奏を楽しめました。 特質すべきは吉岡の存在でした。CDに参加してない唯一のメンバーでしたが、僕の難しいアレンジを見事に一発で弾いてくれました。さすがブラザー、です。 ライブの二日目は舞台を荻窪に移しました。「ルースター」は最近になって私が出演させていただいてるお店です。気取っていなくて入りやすい店です。マスターやスタッフの方の感じがとてもよく、何より僕の家から遠くないのが便利です。 この日はパーカッションの都筑章浩とテナー・サックスの岡淳を加え、かなり「ラテン」を意識した編成にしました。 ところがピアノを入れませんでしたのでコードを出す楽器は僕のギター一本です。それでかなり負担がかかる事は承知してました。 このような編成ですから、伊藤の歌が中心となってステージは構成されていきました。 二日目という事もあって、さらに堂々としたステージ、そして歌いっぷり。 驚いた事に戸塚に来て気に入ったファンがまたこの日も来てくれた事です。もう店内は溢れんばかりの人です。全員が手拍子、そして踊っている人もいます。 すっかり気をよくした僕はスキャットで応戦しました。何人もの人から「宮之上さん、キャラ変わりましたね」と言われました。 はいその通りです。これからは「歌って踊れる」ギター弾きを目指すのです。 ![]() かくしてCD「イリュージョン」発売記念ライブは大盛況のうちに終了しました。 来年はもう少し早くから計画して、レコーディングしたミュージシャンを全員揃えて、大きなところでやりましょう! ![]() ※この雰囲気をCDで楽しむことが出来ます。(HPのSHOPをご覧下さい) |
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店長松田裕子が辞めて急に客が来なくなったから? そう、それも確かにあるかもしれないけれど、帳簿を見る限り、彼女だって大変だったと思う。今年に入ってからずっと赤字だった。 だいいち、この不況下で儲かっている商売ってあるのかな? 19年間経営しててわかった事は、飲食店なんて、いくらお客が毎日押し寄せるお店であっても、みんなが考えてるほどは儲からないって事。 客が入ろうと入るまいと、テナントだから「家賃」は毎月支払わないといけないし、 従業員の給料、光熱費、そして材料費もある。店舗を構えるといろいろと大変なんだ。
その点ミュージシャンはいいよ!いわゆる「無店舗商売」だから家賃はいらない、光熱費も材料費も心配ない。 必要なのは「技術」だけだ、と言ったらある人は「何言ってんの!その『技術』を習得するために何十年も練習してきて、それでもプロになれない人が大勢いるのだぜ!」と語った。 なるほど、オイラはその点でとても恵まれているな、と感じました。需要の多いピアニストであれば「毎日忙しい」と言うのもうなずけますが、ギタリストでこんなに仕事が多いと言う事は本当に幸せな事です。
ところがここ数年、いわゆる「堅実」といわれる職業に就いた人たちがリストラに遭い、次々に職を失っていく光景を目にします。 話を元に戻しますが、このような不安定で不況の中で、はたしてこのまま店を続けていって、この先良くなって行くのだろうか?という素朴な疑問が生じました。
「きりきりぶらうん」は決して気取らず、料理が美味しく、安いし、木のぬくもりを感じる、本当にいい店だと思います。だからずっと続けていきたい!これが本心です。 ですからもし中央線に乗ることがあれば、国分寺に寄って「きりきりぶらうん」のドアーを開けてください。 そうしてくださる方が一人でも増える事によって、店は一日でも長く続けていけると思います。 営業時間は午後6時から深夜0時まで。定休日は日曜日だけ、祝日は営業します。
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