| @ 特 集 @ | 月刊スモーキン 2002年10月号 事務局 〒185-0012 東京都国分寺市本町2-22-2 きりきりぶらうん内S・F・C事務局 電話 042-325-7999(18:00〜0:00) |
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| ●祝・きりきりぶらうん開店19年 | ||||||
| ●燃えた!!福島ライブ | ||||||
| 番外編 ◆オムライスについて考える |
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| ●スイングフェスティバルin 奈良 | ||||||
| 番外編 ◆この一品で勝負!! |
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| 祝・きりきりぶらうん開店19年 今月7日で「きりきりぶらうん」は開店19年を迎えます。ご心配をおかけしていますが、どうやってこの不況を乗り切るか、試行錯誤した結果、「新体制」で営業しますので、今後とも宜しくお願いいたします。 「新体制」というのは営業時間を元に戻し、従来どおり夕方6時から深夜2時までとするほか、お酒と料理を中心にするものの、ある特別な一品を持って「勝負」に出ようと思います。その一品とは酒の肴ではありません、食事です。その「一品」については少しもったいぶって後ほど紹介する事にしましょう。 20年目に向けて何とか「きりきり」を継続していくつもりですので是非いらして下さいね。 |
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| 燃えた!!福島ライブ 福島駅前にある「ホテル辰己屋」の8階、ワインパブ・ブローニュはその日、当日の客を断るほどの満員ぶりを見せた。 吉岡秀晃が加わったスモーキンの演奏を聴こうと、地元のファンはもちろん、東京や横浜、 はたまた大阪からもこのコンサートを聴くために遠くから来てくれました。 これほど僕のバンド「スモーキン」が人気なのは理由があります。以前リリースしたCD、「ライブ!」の舞台となったここ福島には僕の熱烈なファンの菅野次男SFCがいるからです。(実はあのCDも彼が録音したものです) ずいぶん前から宣伝して、たくさんチケットを預かり、色々な人に声をかけて売ってくれたに違いありません。 その超満員の会場、恩返しは「いい演奏」しかありません。最初から飛ばしました。 毎年呼ばれていますから新曲ばかり演奏しました。 とりわけ「ワンス・アイラブド」や「グリーン・ドルフィン・ストリート」などは極めて斬新なアレンジを施しましたから聴いた人は驚いたと思います。 初参加の太田耕平(ds)のプレイにも客の視線が集まっていました。というのも、強力だったあの高橋信之介の後釜としてスモーキンに抜擢されたんですから当然といえば当然です。彼は見事にその大役を務めていたと思います。 最近ピアノを外してギタートリオで演奏する事が多いのですけど、その理由は、ピアニストと演奏するとコードがぶつかったり、リズムのタイミングが合わなかったりして自由に演奏する事が出来ないからです。 ![]() ところが吉岡秀晃だけは違います。耳をダンボにして僕の弾く一音一音を捕らえて、いいタイミングでバッキングしてくれるからサウンドがとても厚くなるんです。 いつだったか「宮さんのバッキングしてるだけでいい気持ちになれる」と云ってくれた事を今でも覚えています。 本当に彼はトータルな面で大きくサウンドを考える事の出来る貴重なピアニストだと思います。 また、そうでであるからして当然、彼自身のソロもゴキゲンなものになるのでしょう。 久しぶりにベーシストは山口雄三にお願いしました。稲垣護ほどのランニングやソロにインパクトはないけれど、「リズムの安定さ」からいえばピカ一です。一見 地味に見えるソロではあるけど、よく聴くととてつもない事を平然とやっている、というのが彼の大きな魅力の一つです。何しろ僕と一番長い付き合いだけに、次に何が来るのかを常に把握してくれているのが嬉しい。 かくしてこの素晴らしい仲間と厚いファンに囲まれて、リラックスして自由に演奏する事が出来ました。 《打ち上げにて》 菅野さんは毎回ライブが終わると必ず「打ち上げ」を設けてくれています。 この日も例によってお友達の経営する「ビストロ・ミカサ」へ直行!と行きたいところだけれど、ホテルからこの店までには大きな難関が待ち受けているのです。 それは道端に座り込む若者のヤンキー族、女の子のナンパ目的で道路をゆっくり走る暴走族風の改造車、そして歩いている人よりはるかに多いであろう風俗の客引き嬢と黒服達です。 いつから福島はこんなに悪くなってしまったんでしょうか? やっとの思いで「ビストロ・ミカサ」に到着すると美味しそうなご馳走がテーブルに並んでいました。10人も入れば満員のこぢんまりとしたレストラン&飲み屋です。 マスターは数々のレストランで修行を積んできた名コックで、料理の味は折り紙付きです。そしてブルースとジャズが大好きです。壁一面に僕のポスターが張ってあり、隣にはエリック・クラプトンも張ってありました。 ここの名物の一つは「オムライス」で、とても美味しいのですが僕も「オムライス」については少しだけうるさいので別にコーナーを設けて論じたいと思います。 昔と違って、あまり遅くまで飲み明かす事のなくなった僕と吉岡は先にホテルに帰りましたが、SFCの熊沢さん、マモちゃん、菅野夫婦、山口雄三、太田耕平ら、元気の有り余っている人たちはあれから「カラオケ」に行って、朝4時半まで飲んでたんだってさ。 まあ元気だ事。 |
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| 番外編 ◆オムライスについて考える 浅草にオムライスが美味しいと評判の洋食屋「ヨシカミ」がある事をテレビで知っていた。 たまたま仕事で浅草に行き、車を止めようとして辺りを見渡すと、目の前に「ヨシカミ」の文字。 お腹がすいていたのでお店に入り、早速その評判のオムライスを注文した。 やや厚切りのハム、玉ねぎ、ピーマンを手際よく強火で炒め、そこにドライベルモットを加えて香りを出した所にご飯。ケチャップで炒め混ぜて卵でくるむ。もちろん卵の中身は半熟が基本だ。 ドライベルモットはともかくとして、別に何も変わった所などない、いわゆる普通のオムライス。まずくはない。けど決して驚くほど旨いわけじゃない。 では何が普通じゃないのかすぐにわかりました。 「お勘定!」と言って千円札でお釣りをもらおうとしたら「はい千百円です」だって。 値段が普通じゃなかったんですね。ははは、ポン! ヾ( ̄o ̄;) チガウッテバ!! それなら言ってやるぞ!ドライベルモットなんかにこだわるんだったらさ、 デルモンテのトマトケチャップなんか使わずに自家製のトマトソースぐらい作れって。 だいいち「洋食屋」がいくらテレビ局が取材に来て人気になったと言っても、そんなに高くしちゃダメでしょ、いつも庶民の味方じゃないと。 ( ゜Д゜)y─┛~~ やれやれ 巷のラーメン屋についても同じ事が言えるんじゃないかな。 ある店が600円でも行列が出来てるからといって、二匹目、三匹目のどじょうを狙って儲けようとしてどの店もこぞってラーメン一杯600円にして。 その結果、街にはラーメン屋が軒並み並びお互いに潰し合いをしてる。 トッピングなんかすると800円とか900円にになっちゃう店もある。 ラーメンなんかせいぜい500円までだと思うよ。 話は飛んだけど、「オムライスについて考える」の言いたい事はここからだ。 最近「オシャレ」なオムライスとしてオムレツをトマトライスの上に乗せてフォークで 開いて広げる。そうやって出すお店が増えているんだ。見たことない? 客の目の前でパフォーマンスする店もあった。一見美味しそうでしょ、一見。 ところがこの作り方だと大きな間違いがあるんです。 オムライスの美味しさの一つには半熟の卵とご飯が微妙に混じり合う所にあるけど、 この作り方では半熟部分が表になってしまうから、ご飯と混ざるところは焼いてある面、ということになって、ご飯と卵の微妙に混じる感触を楽しむ事が出来ません。 これには好みもへったくれもないのです。結論はこうです。 トマトライスや具は好みでいいけど、やはり基本は[卵のなかにライスを入れて包み込む] これじゃこれじゃ! ( ‘∀‘) ふっ、やっとおわかり? |
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| スイングフェスティバルin 奈良 歴史の街「奈良」で2日間繰り広げられるスイングフェスティバルは今年で14年目を迎えたらしい。そして僕は去年から参加した「新参者」です。 古都奈良だけに演奏会場が一風変わっていました。初日は国立博物館を皮切りに宿泊先の三井ガーデンホテルでのセッションだけでしたが、翌日は東大寺金鐘会館、ならまちセンター、そして元興寺の本堂と、いかにも奈良らしい会場です。
「スイング」と銘打ってのフェスティバルだけに、北村英治、花岡詠二(cl)、 秋満義孝(p)、光井章夫(tp)、中村誠一(ts)、細川綾子、キャンディー浅田(voc) ら、日本を代表するスイングのミュージシャンが勢ぞろいでした。 あいにくの雨模様にもかかわらず、訪れた大勢の熱心なファンは、私達の演奏を食い入るように聴いて大きな拍手をしてくれました。 とても嬉しかったのは、大勢のボランティアの方が一生懸命に協力し合い、連携してこのフェスティバルを支えていたことです。 おかげさまで気持ちよく演奏する事が出来ました。 ただ「MIYAの独り言」のコーナーでも書いたとおり、可能であれば年間を通して最も雨の多い9月のこの時期を外した方がいいかもしれません。(去年も雨でした) また、「スイングジャズ」にこだわるとお客さんの年齢層はずっと高くなりますので、個人的な意見として「モダンジャズ」あり「ラテンジャズ」あり「フュージョン」ありで、地元のミュージシャンもどんどん参加させて街中で繰り広げればもっと若い人にも受け入られて、活性化すると思います。そうなると「ジャズフェスティバルin 奈良」または 「ミュージックフェスティバルin 奈良」と名前が変わるかもしれませんが。 関係者の方、いかがでしょうか? スイングジャズのファンにとって、きっと大喜びのこのフェスティバルは来年もありますので、皆さんも参加してみてはいかがですか? |
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番外編 ◆この一品で勝負!!
高校生の時からアルバイトで始めた「コック」の仕事。当時は、学校に行ってアルバイトでコックをしてバンドでギターを演奏して・・の繰り返しでした。 もともと美味しいものに興味がありましたが、僕に料理を作る事の楽しさを教えてくれたのは一番最初にバイトで入った軽食喫茶のチーフの菊池さんという方でした。 スパゲティーは本格的ではなく、ミートソースやナポリタン、またカレーライスにオムライス、サンドイッチといったいわゆる軽洋食?が中心のお店でしたが、菊池さんの作る料理は極めて手際がよく、しばし見とれていたのを記憶しています。味付けは完璧で、オーナーも彼に対して信頼を寄せていました。とりわけカレーライスの味は極みで、客をうなずかせました。 その後菊池さんが店を辞めて、僕は何年かその店で働いて修行を積み彼の後を継いで 「チーフ」になり、後進の指導をするまでになりました。 料理に対して興味が沸いてくると、この店にだけに落ち着いてはいられない、と考えるようになり、色々な店で働いて料理の勉強をしたいと思いました。 実際あちこちの店で働き、腕があったのでどこでもチーフクラスの給料をもらえました。 演奏活動が忙しくなっても料理に対する研究心は旺盛になるばかりで、それで意を決して、(自分のお店を持とう!)と考えて1983年10月7日、私の誕生日にオープンしたのが「きりきりぶらうん」なのです。 当時、菊池さん直伝の「カレー」が大人気で、このカレーを食べにわざわざ遠方から来る人もいました。 ところが僕が演奏でほとんどいないため、そのカレーは「幻」となっていました。 1988年、2年に一度インド国中で行われるジャズフェスティバル「ジャズ・ヤトラ」に渡辺貞夫、山下洋輔、に続いて僕のバンド「スモーキン」は日本代表として選ばれ、ニューデリー、ボンベイ、バンガロール、ゴアの4箇所をアメリカから参加したケニー・バロン(p)グループらと廻り、その15日間で「演奏面」でも「本場のカレー」の面でも大いに学んで帰国しました。 「きりきり」でそのインド直伝のカレーを披露したところ、たちまち売切れてしまうほどの強力な人気がありました。 ところが演奏が忙しくなってしまい、現在は「幻のカレー」として封印されているのです。 実はもうおわかりのように、《この一品で勝負!!》とは「カレー」の事でした。 どうですか?このカレーを復活させようとしているんです。 きりきりの周りにはカレー専門店が全くありません。かなり安い値段(500円くらい?)で本格カレーが食べられれば、喜ぶ人はたくさんいると思います。 さて、その気になる?カレーの中身ですが、インドとタイ、そして日本のカレーの良い所 全て取りみたいなカレーで小麦粉はほとんど使わず、およそ20種のスパイスを使用し、もちろん粉から調合します。どうですか?食べるのが楽しみでしょ! この「復活カレー」は今月中旬からスタートです。お楽しみに!
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