2003年1月号
☆特 集☆
◯言い訳です、ハイ
◯大不況に生き残るボーカリスト
◯今年のイベント予定
◯熱い名古屋の一夜:
 ついにアルコールが演奏に支障を!?
◯宮之上が乾杯しない理由(ワケ)
事務局 
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【第一の話】

〈言い訳です、ハイ〉

いやいや、遅れましたね「月スモ」。楽しみにしている皆さんすみませんでした。
大野めぐみのレコーディングが終わって毎日のライブ、ギター道場、そして料理と、忙しくってこんなに遅れてしまいました。
忙しいことはある意味でいいことかもしれないけど、体はかなりバテ気味です。もう限界に近いかも。。。。
いや〜ダメね、二十歳過ぎると疲れやすくなって。(笑)

でもね、来月2月はかなり暇になるから体を休める事が出来そうです。
正直言って休みが無いと、これから先のコンサートやツアーの企画をじっくり練ることが出来ません。
それで2月は、じっくり腰を落ち着かせて今年の計画を立てる月にしたいと思います。
と、この記事を書いていると、また仕事の依頼の電話です。
どうやら考えていた程はのんびりと過ごせそうになりません、ははは。(泣)

【第二の話】

〈大不況に生き残るボーカリスト〉

先月12月、北村英治グループのコンサートで三重県の松阪に行きました。

新幹線の僕の隣の席にはゲスト・ボーカルのキャロル・山崎が座っています。
彼女は僕にこんな事を言っていました。「この時期になると私は仕事が増えるのよね。
何しろ名前が名前だから・・・」

なるほど、クリスマスの時期だからキャロルね、ははぁ、納得!
それでピンときました。この大不況の中、ジャズボーカリストとして仕事にたくさんありつける方法は「季節ごとの改名」。これだ!と。

例えば今の季節なら「松の内ツル」とか「松竹梅子」なんてどうだろう、でもあまりに期間が限定され過ぎか?
では冬の間ずっと仕事にありつけるように「雪野降子」おおっ!美しいではないか!?僕の好みとしては「寒の鰤子」がいいけどマニアック過ぎかな?

春には「桜吹雪」または「春野花美」。これは誰でも考えそうだから「啓蟄代」うあーっ!超マニアックな名前!ほとんどの人は辞書引かないと意味がわからんでしょ。

夏が近づく頃は「梅雨野明子」。「照照坊代」は言いにくいかな。
んじゃぁ「紫陽花子」はどうだ?おおっ!いいじゃんこれ!(あじ・さいこ)って読むの。
女優で「浜木綿子」って書いて(はま・ゆうこ)っているじゃん、浜木綿(はまゆう)で一つの単語なのに区切って読ませるところがミソ。それにヒントを・・と思いきや、ちょっと待てよ、よく見るとダメだこりゃ。名前だけ見ると「サイコ」、これじゃヒッチコックの映画のタイトルになってしまう。

秋はどうだろう、ハンドルネームで「紅葉ちゃん」っていたな、あやかって「秋野もみじ」おおっ!可愛い!!温泉地あたりの仕事は増えそうだぞ、こりゃいいや、はは。
ついでに温泉にちなんだ名前も考えておこう。「湯布院クサツ」「別府アリマ」・・ダメダメ!全然ゴロがよくない。「長島ツナシマ」おいおい ヾ( ̄o ̄;)チガウッテバ!! 一体どこで歌うつもりだ!

でも実際にこういう風にボーカリストが季節ごとに改名してたら面白いだろうね。
お客も戸惑うかもしれないな。道で会って「やあ!あなたは確か雪野降子さんですね」「いいえ私は梅雨野明子です」とか、「秋野もみじ」の歌が気に入って、数ヵ月後のお正月にまた聴きに来ると、同じ人なのに、ありゃりゃ!「松の内ツル」と名前が変わっている!なんてね。

でもこれはある意味で究極の「お仕事にあずかれる」ボーカルになるかもしれませんぞ。

【第三の話】

〈今年のイベント予定〉

《春》 大野めぐみCD発売記念コンサート(5月・吉祥寺「赤いカラス」)

《夏》 カリフォルニア・サンノゼ・ジャズ・フェスティバル(8月)

《秋》 宮之上貴昭「ギター40’」コンサート(10月頃、会場未定)
    
    北軽井沢ジャズ・ペンション・ストリート(10月)
《冬》 冬眠                                  
【第四の話】

〈熱い名古屋の一夜:ついにアルコールが演奏に支障を!?〉

1月4日(土)今年の初ライブは名古屋の「メリー・ポピンズ」でした。
お気に入りの僕のスモーキン・ギタートリオ(稲垣護b太田耕平ds)に
名古屋の歌姫?「萌紅」(メグ)のボーカルです。

SFC影の会長、熊沢さんを横浜でピックアップ。そのまま東名高速で名古屋へ向かう。
帰省の車と反対方面なので、たいした渋滞も無く、午後5時にはお店に到着しました。
リハーサルをしていると、SFC名古屋支部長の古込さん、法田勇虫(g)さんの知り合いの「総長」さんが僕達のリハを聴いていました。この方は法田さんのHPの掲示板でよくお見かけする名前でしたが初対面でした。ごついニックネームとは反対に、とても優しい感じの人でした。
さて、メンバーがリハが終わって演奏前にする事といったら、そりゃもう「飲み会」です。
さっそく近くの小料理屋を占拠し、後程総長さんの友人の宇佐美さんも加わって、この大勢の仲間でワイワイ盛り上がりました。

さて1回目のステージの始まりです。
スモーキン・ギタートリオの演奏はお手のもんです。アルコールが毛細血管の隅々まで血液を行き渡らせてくれているからとても指が動きます。(きっとホント)
リラックスという相乗効果もあります。元々は気の弱い僕は人前で演奏すると胸がドキドキしたり、指が震えたりするので、仕方なくお酒を飲んで演奏していたのです。(かなりウソ)
萌紅」は名古屋のボーカル界のドンで、自分の事を「俺」と言います。確かにそういう雰囲気の人です。ちなみに彼女のCD「This Is Meg」は僕が参加しているし、3曲アレンジしました。(きりきりぶらうんに数枚在庫あり)
彼女の歌も加わって演奏は最高潮に達しました。おっと、客席には大阪から「の☆り」さんの姿も。

休憩を挟んで2回目のステージ。
言い忘れましたが、ここ「メリー・ポピンズ」は僕の大好物、「スコッチ・ウィスキー」がたくさんコレクションされていて、演奏中や休憩時間を問わずに提供されます。(自分がたのむんだけど)
数曲演奏したところで、いい気持ちになって何だか頭がボーっとしてきてボサノバを演奏したくなり、メンバーに「次、カリフォルニア・ナイツ!!1.2.3.4〜」と出たものの、メンバー唖然。イントロが始まってから「それさっきやった!」と稲垣護(b)。太田耕平(ds)は目が点になっている。ありゃりゃ、そうか、1回目のステージで確かに演奏したような・・・いかん、酒が回っている。
出てしまったイントロの後、曲を「ジョーカー」にスイッチ。
酒を飲んでも不思議な事に指はよく動くのだけど、思考回路にきちゃっている。ヤ、ヤバイ!!
でも萌紅のボーカルの助けもあって、何とかステージを終える事が出来ました。

いらしたお客さんから、後に僕のHPにたくさん書き込みをいただきました。
「とっても良かったです」「充実したライブでした」「また来たいと思います」などなど。
それで僕は言いたい!「ホンマかいな??」と。ポン!

演奏が終わりました、ハイ「さようなら!」なんてなる訳・・ないです。
もちろん行きました、今池にある台湾料理店「味仙」。
ここの名物は「シジミのにんにく漬け」や「手羽先の辛煮」。でも大抵のものは旨い。
特に「子袋のピリ辛漬け」や「にんにくチャーハン」は美味しかった!
名古屋に来たミュージシャンはみんな訪れるという「味仙」。その昔、ぼくと吉岡秀晃(p)が店を出て大通りからタクシーを拾うと、運転手が「あんたたち、今、味仙に行ってきたでしょう?」と言われました。そう、わかっちゃうんです。それほどにんにくをたっぷり使った料理の数々なんです。

みんなと過ごした楽しい時間も午前1時を回り、お開きとなりました。
古込さん、総長さん、宇佐美さん、熊沢さん、そして萌紅ちゃん、最初から最後までお付き合い下さりありがとうございました。

【第五の話】

〈宮之上が乾杯しない理由(ワケ)〉

パーティやレストラン、また飲み屋などで、人々が飲み物の入ったグラスを飲む前にカチンと触れ合わせますね、何故そのようにするのでしょうか?大半の人は答えられないでしょう。
驚くかもしれませんが、実は古代の迷信的な習慣なのです。米国図書館協会によると、幾千年も前の人々は飲み物を飲むときには、悪魔がその開いた口から入る、という馬鹿げた考えを抱いていました。
そして実際に人々は、この悪い霊は大きな音によっておじけ付くと信じていたのです。
それでこの危険を避けるため、人々は酒の入った器を触れ合わせて大きな音を出すのです。

ヨーロッパでは酒を飲む人々は今でもビールのジョッキを強くたたいたり、十字を切ったりします。そしてアフリカ人を含め、未開人の中には、飲み物を飲み干す前に鐘を鳴らす人々もいるそうです。
一見、害の無い行為に思えますが、聖書はそうした迷信や慣行を非としていますので、クリスチャンは乾杯をしません。