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朝早く起きて、ホテルの部屋から窓の外を眺めると、横殴りの雨が降っています。
風も強く、関門海峡には波しぶきが上がっています。
台風は予報よりかなり遅いスピードで進んで進路をさらに西に取り、
この時間には山口県に最も近づいていました。
朝食を取り、11時の出発時刻となりました。
ホテルのロビーには『追っかけ隊』の全員も集合していて、
いざ出発!と思いきや、伊藤実千代さんがいません。
昨夜何度も出発時間を確認したので大丈夫だろうとは思っていましたが、
5分位待っても来ないので、確認のために部屋に電話したところ、「え==??
出発は12時じゃないの??」 ゞ( ̄∇ ̄;) おいおい ひょっとしてB型?
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伊藤実千代(voc) |
山下正(g) |
中川よしえ(g) |
高速道路が通じたお陰で、宇部市までは下関から車で1時間ちょっとの距離。
会場となる宇部市の常盤公園はとても美しい所だそうですが、リハーサルと
サウンドチェックのために見学する時間はありませんでした。
実際、会場に到着すると共演する地元や九州のメンバーはすでに全員揃っていて、
私を待っていました。
この日のコンサートの共演者は初顔合わせの人もいますし、
また大人数なので早速リハーサルをする事にしました。
本番のステージでは、第一部「ギターバトル」、
そして第二部が「伊藤実千代セッション」となっています。
先ずは「よぴえぱん」でお馴染みの中川よしえと、元弟子の山下正の
3ギターによる「ギター・バトル」のリハーサルです。
この3人で演奏するのはもちろん初めてで、彼らとステージを共にするのは
本当に嬉しい事です。
とはいえ、リハーサル中に「ほらほら!バッキングの音量をもっと下げて!」とか、
「こんなスタンダードナンバーを譜面を見て弾くようぢゃダメだ!!」などと、
私はいつの間にやらリハーサル中に道場主になっちゃっていたのも事実です。(爆)
外はまだ大雨が降り続いているので、お客さんが来てくれるか、リハーサル中も
心配になりました。
主にCD《イリュージョン》の中から選曲する伊藤実千代さんのリハーサルは
とりわけ大変です。
何しろ、ほとんどの曲には大掛かりなアレンジが施されている上、
先ほど述べたように、私と初顔合わせのミュージシャンがそれを演奏する訳ですから。
伊藤実千代さんは主催者でもありますし、地元ということもあって、
やる事が一杯でした。しかもB型です。ヾ(^∇^;)まあまあ
リハーサル中、肝心の主役がしばしばいなくなったりもしました。(ー_ー;やれやれ
そんなこんなでも、初共演の素晴らしいミュージシャンの好サポートを得て、
何とか無事にリハーサルを終え、本番に備えました。
心配していた天気ですが、何と!本番1時間前には雨はすっかり上がっていました。
台風10号は、今朝方から午後の間に中国地方を通過して日本海に抜けたようです。
信じられない事ですが、下関と宇部のコンサートの中間に通り過ぎたのです。
考えてみれば、東京を出発してから、まだ一度も傘を差していませんでした。
「宮之上マジック」です。
「傘を持たない」お客さんがどんどん会場にいらっしゃり、見る見るうちに
一杯になってきました。
アンソニー桑原さんのリラックスした司会で、いよいよ開演です。
3ギターによる〈 I've Never Be In Love
Before 〉からスタート。
即席の編成にもかかわらず、ギターの特性を十分に生かした、
気持ち良いサウンドに感じました。
そしてよぴえぱんの渋い〈
Softly As in A Morning Sunrise
〉、
山下の〈 黒いオルフェ
〉、そして私の〈 Georgia On My Mind
〉と、
三者三様の個性を生かした演奏を披露し、最後にふさわしく全員で
〈 Just Friend
〉で正に「ギター・バトル」を繰り広げて1部を終了しました。
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第一部 「ギターバトル」 |
第二部 「伊藤実千代セッション」 |
2部の頭では、地元宇部や九州等から集まったミュージシャンがいるので、
ボーカルの前にインストで1曲演奏する事にしました。
そうです、伊藤実千代の「前座」を務めさせていただきました。(笑)
さてお待ちかね、場内割れんばかりの拍手で‘女王’伊藤実千代の登場です。
1曲目は歌とドラムのパーカッションからいきなりのスタート。
♪サバダバッ♪♪サバドゥビダーバ♪サバダバ♪♪
「わっ!」と会場のどこからともなく声が聞こえています。
そうです、もちろんCDの1曲目と同じ、「おいしい水」からです。
彼女の育った街だけあって、知り合いや友人はもちろん、
親戚まで大勢詰めかけ、満員の会場。
あらためて彼女と主催者の、このコンサートにかけた情熱を認識しました。
その気持ちにこたえて、こちらも一生懸命にバックを務めさせていただきました。
4曲を歌い通して、喉の調子を整えるためにここでまたインストで2曲ほど演奏。
モンクの〈 Straight No Chaser
〉では、北九州市在住のテナーの田部俊彦が
いい味を出していました。
この間に女王は黒いドレスに着替えていました。
私の嫌いな〈 You'd Be So Nice To Come
Home To 〉を歌ってくださいました。
どうしてこの曲が嫌いかは自分でもよく分かりません。
たぶん、「お好み焼き」が嫌いなのと同じです。
コードチェンジが嫌いなのか、今までに歌のバックで演奏し
過ぎたせいでしょうか。。。
だって、「女性ボーカリスト」と名乗る人は必ずこの歌を歌いますから。。。
さてコンサートも終盤になりました。
CDの通りの大掛かりなアレンジ曲も次々と見事にこなして無事終了。
鳴り止まぬ拍手に答えて、アンコール曲は〈 Mais Que
Nada:マシュケナダ 〉
です。
1部で参加した、ギターの山下正と中川よしえもステージに呼び出して、
そうです、歌って踊れる「中年コーラス隊」の参加です。(笑)
場内は熱気に包まれ、かくして宇部のコンサートも大盛況のうちに
無事終了しました。

主催者や共演者らと、お寿司屋さんでの打ち上げを楽しく終えましたが、
これで下関と宇部の両方のコンサートが終了しました。
東京からの「追っかけ隊」の小嶋会長やアンソニーさん、
よぴえぱんやよぴえぱん2号、そして寅河豚さん達とも今夜でお別れです。
名残惜しいので、コンビニでツマミを買い込み、ホテルの部屋で「私設打ち上げ」と
なりました。
ギターを持ったら離さない私。。。
『演歌とジャズの融合』 例えば、〈
In A Sentimental Mood〜函館の人
〉
〈 フーテンの寅さん〜Sentimental Journey
〉。。。
『懐かしのTV番組テーマソング』
例えば〈 ザ・ガードマン 〉〈 素浪人月影兵庫 〉
〈 銭形平次 〉等など。。。
どんどん出るわ出るわ。。。もう止まりません。(爆)
極めつけは、私がジュディ・オングの〈
魅せられて 〉を弾いた時でした。
「はい!それ私得意です!」と、部屋の窓に上がったアンソニーさん。。。
ジュディ・オングに見事に変身しました!!
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ジュディ・オングに
変身したアンソニーさん |
♪たりり〜りり〜〜♪女は海〜〜♪
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/intl/miserarete/
う〜〜ん。。。確かによく似ていますね。
12階の外の夜景が煌めいて、さらに演出効果を高めています。(爆)
こうして夜が更けゆくまで、気が済むまで皆があきれるほど弾きまくりました。
腱鞘炎になる理由が少しお分かりいただけましたか?(笑)
よぴえぱんと2号はふざけて弾いていても超真面目に聴き入り、
寅河豚さんはと見れば、連日のお疲れが出たのでしょうか、
奥様の膝枕で大イビキをかいて寝ています。
時計の針は午前4時を回り、実はもっと弾いていたかったのですが?
私もそろそろ休む事にしました。
※ ここで得られた教訓がいくつかあります。
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| ■宇部に見る教訓: |
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宇部市にもちゃんとコンビニエンス・ストアーがある。 |
| ■ジュディ・オングに見る教訓: |
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好きな人の腕に抱かれていても別の男の夢を見るのだから
「女は罪」だ。 |
| ■アンソニーさんに見る教訓: |
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「魅せられて」はホテルの高層階の方が断然効果的。 |
| ■私設打ち上げに見る教訓: |
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ギターを弾きすぎると腱鞘炎になる。 |
皆さんも是非この教訓を生かしてください。(^▽^)V
ブイ! |

寅河豚さん、伊藤実千代さん、そして主催してくださった関係者の皆様。
東京からの『追っかけ隊』の皆様、大変お世話になりました。
お陰さまでとても楽しく演奏する事が出来ました。
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| 記念写真 |
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